感情の奴隷にならないように、感情をセンサーとして、引き寄せの法則の活性剤として利用できるようにしましょう。
- 「ザ・シークレット」で感情とイマジネーションが大事な本当の理由を説明しましたが、「ザ・シークレット」で気持ちよく感じていることが大事だとあまりに強調されるあまり、誤って盲目的に感情の奴隷になってしまわないように注意してください。むしろ感情をセンサーとして、更には引き寄せの法則を強く働かせる活性剤として利用できるようにしようというのが「ザ・シークレット」(のみに限りませんが)の元来の主旨です。
- 他人の感情が大事であることは世渡りの常として教えられていますが、自分の感情も先々の人生を歩んで行く上でとても重要であることに異を唱える人はいらしゃらないでしょう。
感情は自分自身についてを教えくれる優れたセンサーであることは間違いありません。そして「ザ・シークレット」では日常の生活の中での感じ方についてがとても大事であることを教えています。それは、もうご存知のように、引き寄せの法則が自分の意思の向いている方向に働き、その意思の向いている方向が感じとして現れるからと、感情の強さによって引き寄せの法則の働く強さも変わるからですが、だからといって嫌悪な感情を引き起こすことには蓋をして無視し、自分の感情の言うなりに好きなことばかり行うのは本末転倒なので勘違いされないよう注意してください。
好きなものばかり食べていては体によくないですよね。やはり嫌いなものがあってもバランスよく採食できるよう努力工夫し、また、今まで食べたことの無いものがあれば試してみることによって食事も豊かに体も健康になっていくものです。 - 是非、日々の暮らしの中で喚起する事象によって引き起こされる感情に振り回されるのではなく、沸き起こる感情を認識したうえで、好ましい感情であれば更に自分のスケールを大きくできるように利用し、そうでない場合はどうすれば不愉快な場面を変えて楽しめるようにすることができるか方法を考えたり、自分の思うように物事がすすんでいるときのことをイメージして楽しんでみたり、日頃の感謝の習慣を繰り返してみたり、感情を自分でコントロールできるように自分にチャレンジしましょう。私達のイマジネーションには限界はありません (ただ残念なことに、意識して注意しないと、経験したことに縛られる強い傾向がありますが)、是非感情をコントロールすることに有効活用しましょう。
勿論、チャレンジした上でもどうしても感情をコントロールできないようであれば、今の自分のレベルで処理できない状況でしょうから関わらない、関わるとしてもできるだけ短い時間にする、必要以上にエネルギーを費やさないようにすることが最善でしょう。「神よ、変えることのできないものを平静に受け入れるだけの偉大さを、ラインホルド・ニーバー牧師の
変えるべきものを
変えるための勇気を、
そして変えることのできるものと、
変えることのできないものとを
区別する知恵を授けたまえ」
「心の平穏のための祈り」
(「ザ・シークレット」とは異なりますが、もし人間関係でお悩みならば「アサーティブネス」が実用的手段として役立つかもしれません。「アサーティブネス」について攻撃的になること、人を思うように操るためなど勘違いして伝えられているところもありますが、本来の「アサーティブネス」とは自分の正直に感じるところを気まずくなることのないような方法で他人に伝えることについてなので、他にも色々と人間関係の助けとなるものはあるでしょうが、参考資料の一つとして調べてみることをお奨めします。)
- そのようにチャレンジして、スケールを大きくしていったり、苦手なものを克服して自分の殻を破っていくことは引き寄せの法則に精通していく上でとても重要です。というより本当は「何故思考は現実化するのか」のページにて図で説明した段階を登っていくために必要なことなのです。
感情に流されるのが好ましくないのは、多くの感情が体を通した感覚に強く根ざしているからです。素晴らしい精神性を持つ機会を与えられるいる人としての私達は、物質世界により近い存在である体に根ざした感情に振り回されたり、溺れたりするのでなく、やはりそれを活用できるようにありたいものです。精神世界のことがある程度分かるようになると引き寄せの法則を含め「ザ・シークレット」の教えは自然と腑に落ちることになります。ただ、それと引き寄せの法則を思うように活用できることとはまた別の話になります。
車を外から見ていただけではどのように働くのか分かりませんが、自分で勉強したり分解・組み立てを行って分かれば不思議なく動いていることが分かります。だからといって車を思うように運転・コントロールするには別の練習が必要です。両方とも習得すれば車の部分や配置を改造して試運転、そこからのフィードバックでバランスを取りながら各部分をチューンナップしてまた試運転と自分の気に入った車になるように仕上げて行くことができます。
そういう意味からいうと「ザ・シークレット」の良い点は、先の車の譬えで言うと車の仕組みの詳細にあまり触れずに車の運転・コントロールの方法をある程度教えてくれることにあり、それは同時に欠点でもあります。ただ一度に両方を習得するよう努めることは大変でしょうから、やはりその運用の仕方を主体に教えていることは実用的であると思います。 - あなたの感情や思考はあなただけがコントロールできます。
自分の感じ方を自分でコントロールできず、自分の感情に振り回されたり、溺れたり、又は自分以外のものに依存やコントロールされるようなことがパターンとして習慣となると、その見返りは高くつきます。
日々現れる事象に結びついた感情に振り回されるのではなく、または特定の感情を避けるように自分の好きなことだけを行うのではなく、反対にある程度感情をコントロールできるような工夫をすることを習慣にして、自分を含め皆が満足しあえる場になるよう努めていきましょう。
自分の感情から、いきなり沢山離れると自分を見失うことにもなるでしょうから、ちょっとだけ離れ、感情を利用できるように練習してみましょう。



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